受験生の親というのは孤独だなぁ...と、始めての大学受験の時に思いました。
子供の受験という親には出来ることがほとんどない状況で、1番近くで子供を見守る...というだけでも苦しくなるのに、他人とはなかなか気持ちを共有できないから。
同じ受験生の親だとしても目指す学校も違えば、ほぼ合格圏内からほぼ絶望的な子の親まで様々ですからね、なかなか他人とは気持ちを共有できないものです。
そして浪人生の母になり、その孤独な気持ちは変わりません。
加えて他人の「あー・・・」なんて声に傷ついたりして(笑)
このブログに検索で辿り着いてくれた方の中には、この孤独故に「誰か同じような気持ちの人いないかな...?」と検索した人もいるかもしれません。
それでも、私と全く同じ気持ち...というのは難しいと思いますので、今日は私が受験生の母・浪人生の母になり、励まされた歌を紹介したいと思います。
ささえる人の歌 back number
浪人生の中には、娘のように親元を離れて頑張っている子もたくさんいますよね。
そんな離れて暮らす子を想う親の気持ちって、まさにこんな感じです。
正解 RADWIMPS
高校生だった娘が、学校で歌ったと教えてくれて知った歌。
その時は聞いてもなんとも思わなかったのに、娘が家を出てから聞くと何度聞いても泣いてしまいます。
現役受験の時、私はきっと娘の焦りや不安を分かってあげられていませんでした。
受験が終わった時、もっと彼女の不安や行き場のないイライラを、しっかりと受け止めてあげたらよかった...と後悔しました。
この曲を聴くと、なんかそんなことを思い出します。
そして、最後の「よーい、はじめ」を聞くと、娘はきっと大きな大きな不安やプレッシャーと闘いながら受験に挑んでいたんだな...と、毎回胸がギューっとなります。
そんな少し苦しい気持ちもあったりしますが、悔しい気持ちを抱えながらも軽やかに家を出て行った娘が、高校生の時に日々語っていた何気ない学校生活を思い浮かべたりもして「あぁ...若さって眩しいな...」などと思ったりもします。
ずっと「僕」目線だったのに、最後に「僕」だった人物が「あなた」に変わります。
ここで、大人は心をグッと掴まれます。
最適解を教えてくれない大人を少し責めるような歌詞の後に、大人目線に変わり...実は大人もまだ最適解なんて見つかっていないんだよ、と。
上に張り付けた動画はRADWIMPSの公式ライブ映像ですが、NHKの公式の⇒「18祭(18FES)」では、たくさんの18歳と一緒に歌っていますので、よかったら聞いてみてください。
若者の合唱というだけで、泣けます。
ビリミリオン 優里
自分の人生は自分で切り開いていこうぜ!と、とにかく励まされる歌。
「後悔しない選択を選んでほしいの」という歌詞があるんだけれど、全浪人生の親ってそう思ってるんじゃないかと思うの、私。
自分の夢を自分の手で掴むために、一生懸命頑張る我が子に贈る応援歌でもあるな~と思います。
ぼよよん行進曲 今井ゆうぞう/はいだしょうこ
娘と同じ2004年前後生まれのお子さんがいる方には、とても懐かしく思う方もいらっしゃるかもしれません。
この曲は、2006年にNHK「おかあさんといっしょ」で発表されました。
私は当時から大好きな曲で、何度聞いてもうるうるしてしまう曲でした。
小さい小さい我が子を見ながら、これからきっとたくさんの壁にぶつかるんだろう...その時には、この子自身の足のバネでその壁を飛び越えて欲しい。そのために、私はこの子の足のバネをしっかり丈夫にしてあげたい...そう思っていました。
そんなこの曲が、2023年の大学入学共通テスト1日目の1月14日にEテレで流れたそうでTwitterのトレンド入りしていました。
娘たち世代が「ぼよよん一期生」とのことで、応援としてNHKが流したのではないかと盛り上がりました。
いやぁ~、粋なことするよねぇ。
もしも僕に 関取花
受験生・浪人生の親をしていると、どうしても「もっともっと出来るよ」と思ったり、「なぜこんなに模試が悪いの?なんで?」などと思ってしまう時があります。
それはもちろん焦りなどもあるけれど、子供に対して「もっとできるはず」という期待からきてしまうもの。
でもね、私は娘にどうしても医学部に行って欲しいなんて思ったことはありません。
何になってもどうやって生きても幸せでいて欲しい。
大切な我が子が夢に向かって頑張っている姿を世界で1番応援したい、もう本当にただそれだけなんだよね。
健康で幸せでいてくれたらそれでいいと、親になったあの日の初心を思い出させてくれる歌だなと思います。
浪人生(受験生)の親だって頑張ってる!
さて、私の独断と偏見・個人的な思い入れで選んだ歌ですが、いかがでしたでしょうか。
どこかの受験生・浪人生の親御さんの心にぶっ刺さって、孤独なあなたの心の支えに少しでもなれば...とっても嬉しく思います。
浪人生の母になり気づいたことは、ソワソワしたり急に不安になったりしたときには、歌を聴いたり映画を見てとりあえず泣いてみる...というのが、結構いいじゃないか!ということ。
スッキリするし、心がフラットになるような気がします。
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