地元の中学受験の倍率がニュースで放送されていて、あぁもうそんな時期だよな...と思いました。
娘は、地元では偏差値が上から2番目の中高一貫校を受験し入学しました。
通える範囲の学校全てのオープンキャンパスや説明会に何度か行き、娘がこの学校を望んだからです。
中学受験時は小さな個人経営の塾に通っていたのですが、費用を出すので県外校や1番上の学校も受けて欲しいと言われました。
しかし娘は「万が一受かっても行かないから受けない」と言って受けませんでした。(模試ではA判定が出ていましたが、実際は受かっていたかどうかは、もちろん分かりません。)
この「受かっても行かないから受けない」というのは、決して上から目線とかではなく、行かない学校のための勉強(過去問とか対策)に時間を使って、第一志望の学校の勉強ができなくなるのが不安、という事でした。
私は受けてみてもいいのでは?と思ったけれど...上位校を受けて万が一受かったら、もしかしたら私はそっちに行って欲しいと思ったかもしれないので、行かないなら受けなくてよかったな、と今では思います。
そんな娘の母校の今年の出願倍率ですが、娘の受験時は3.1倍くらいだったのが2倍位になっていました。(地元最上位の学校も、その他の学校も減っていました。)
高校受験でも、私たちの頃には3倍近くあった地元の高偏差値の学校も、今では1.2倍程。
こういうのを見ると、子供の数が本当に減ってるんだなぁ...と実感します。
住んでいる場所や目指す学校・受験結果で、感じ方はそれぞれ変わってくると思いますが...私は中学受験と大学受験では、圧倒的に大学受験の方がメンタルやられました。
中学受験は上から2番目の学校を選んだことにより、模試が結構早い段階からA判定だったので心の余裕がありました。
もし不合格でも行くところ(公立)があるし、夢が叶わないと決まるわけでもないし、高校受験でリベンジのチャンスがあるとも思えました。
大学受験は現役時、(国立医は)全ての模試でDまたはE判定。
本人も親も焦るし、絶望的な気持ちになりました。
戦いは全国区で、同じ高校にはいないレベルの猛者だらけ。
募集要項の分厚さも、学校の数も中学受験とは桁違いなので調べるだけでも本当に大変です。
受験地も県外なので移動時間もお金もかかります。
中学受験より圧倒的に選択肢は多いのですが....医学部などのように 受験=職業 になる学部を志望している場合、志望学部を諦める(変更する)ということは夢を諦めるという事にもなるので、なかなか簡単にはできません。
とにかく初めての大学受験は、心も体も疲れました。(もちろん2回目も疲れてはいますけれどね...)
中受倍率のローカルニュースを見ながら、そんなことをぼんやり思いました。
大学受験について書いているブログなので、中学受験生の親御さんが見てるかどうかわからないけれど...一応中学受験経験者として書き残します。
娘の母校は2番目校なので、最上位校を不合格になった子たちがたくさんいました。
入学当初、そういう子たちは学校の事を好きになれなかったり、心の切り替えに時間がかかる子もいました。
でも6年後、みな母校への愛と感謝を述べながら旧帝や難関校へ進んでいきました。
娘も2番目校だったから、成績は在学中ずっと上位10%前後でした。(もし上の学校に行ってたらそうはいかなかったと思います。)
もちろん第一志望に合格するのが1番嬉しいことですが....もし中学受験で第一志望が叶わなかったとしても、そんなことはただの通過点。
どんな道になっても、道はずっと続いていきます。
だからその道を存分に楽しんで、6年後の大学受験にぶつけてください。
さて、我が家も1年かけたリベンジが始まります!
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