2023年12月某日、地元国立大学医学部医学科の推薦入試を受けました。
推薦入試は国立医にも私立医にもあり、総合型推薦・学校推薦などがあります。
その地域に一定期間住んでいないと受けられないものもあれば、全国から受けられるものもあり、評定がいるものもあればいらないものもあります。
診療科を特定した枠がある場合もあります。
地域枠のように奨学金の貸与を条件とし、一定期間決められた地域での勤務が定められているものもあれば、奨学金はなく勤務地が定められていないものもあります。
一次試験が面接・小論文・総合問題などで、二次試験が共通テストというのものもあれば、一次試験が共通テストで二次試験が面接・小論文というものもあります。
現役生しか受けられないものもあれば、浪人生も受けられるものもあります。(二~三浪でも受けられる学校もありますが、一浪までが多い印象です。)
先日書いた近畿大学の公募推薦のように併願可能なものが一部ありますが、推薦はほとんどが専願です。
条件をクリアできるのであえば、娘のような限界医学科受験生は受けないという選択はない!というくらいありがたい制度だと思っています。
理由は...単純に受験の機会が1回増えることと、一般入試よりも倍率が低い場合が多いからです。(もちろんそうじゃない場合もあります。)
一般入試よりも長めの面接が多いので、医師になりたい熱い思いや高校生活での活動を自分の口でしっかりアピールすることもできます。
そんな推薦入試ですが(一部例外はありますが)基本的に専願なので合格したらその学校に行かなければいけません。故に1つしか受けられないことがほとんどです。
その上、様々な種類・条件があるので募集要項などをしっかり読み込んで、受験するかどうかを決めるましょう。
特に義務年限や卒業後の勤務地、奨学金の有無などは、その後の医師人生に大きく影響してきます。
しっかりと調べて納得してから出願しないと、入学後にこんなはずじゃなかった....ということになっては、本人にとっても大学にとっても不幸なこと。
また、地方だとしても共通テストの点数が720点(80%)程度必要なところも結構ありますので、決して ”易しい受験” というわけではありませんし、出願までに志望理由などを書いた自己推薦書などの書類の作成が必要な学校もあります。
メリットだけで飛びつくのではなく、条件などをお子さんとしっかりと確認してから出願を決めることが本当に大切です。
さて、そんな様々な形態がある推薦入試なので、詳しく書いてしまうと大学が特定される恐れがあるので、娘が受けた推薦入試の詳細は書けませんが....娘は昨年も同じ大学の推薦入試を受けました。(共通テストが必要な推薦入試です。)
とても惜しい結果だったので、浪人を決めたと同時に今年も受験することを決めていました。
予備校からも同じ推薦入試を何人も受けました。
みんな試験3日前くらいから実家に帰省して心と体を休めていたのですが....娘は一人、ギリギリまで予備校に残り面接練習をしていたため、試験前日のお昼すぎに帰ってきました。
夏に買ったスーツがちゃんと着れるかどうか試着して問題ないことを確認し、翌日の持ち物を準備して、あとはリラックスして過ごし早めに就寝しました。
当日は朝5時に起きて、朝ごはんを食べてトイレを済ませて出発。
私は最寄り駅まで車で送り、そこから娘は1時間ちょっと電車に揺られて大学に向かいます。
集合時間の40分前には「無事についたよ」とLINEがありました。
日中は私もなんだかソワソワして心がふわふわする感じで落ち着きませんでした。
16:00過ぎに最寄駅に着いたと連絡があったので迎えに行き、カフェで一息つきながら娘の話を聞きました。
近大公募推薦の時とは違い、明るい顔で「結果は分からないけど、やりきった!」と話していました。
実は昨年も同じような顔で同じようなことを言っていました。実際に成績開示では、面接・書類の点数等、共テ以外はとてもよかった(合格水準)です。
なので問題はやっぱり......共テ!!!
今年こそは、どうかどうかよろしくお願いします。
最期に余談ですが....
推薦入試は年内に合格が決まるものがあります。
今月、娘の予備校寮の中からいくつかの推薦入試で合格者が出て、早々に退寮していきました。
羨ましいぞ、心底羨ましい。
でもその多くの推薦入試は倍率が8倍くらいあったし、面接が結構大変だった学校もあるみたいなので本人の努力の賜物ですね!
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