近畿大学医学部医学科公募推薦について
2023年11月19日(日)近畿大学医学部医学科公募推薦を受験しました。
近畿大学の公募推薦は推薦入試では珍しく併願が可能です。
近畿大学医学科の公募推薦は一浪までなので、今年最初で最後の受験になります。
推薦とはいいますが、国立医学部の学校推薦のような自己推薦書や志望理由書などはありません。
必要書類は、高校の推薦書(校長の印をもらうだけのペライチの指定用紙)と調査書のみ。なので推薦とはいいますが...実際は一般入試のような感じだなぁ...というのが私の感想です。
定員は25人
入学検定料:57,000円(+手数料1,400円)
一次試験は、数・英(全学共通)・理科1科目(医学科独自問題)です。
推薦書と調査書を娘が高校にもらいに行ったのですが、その際進路課の先生に「え~!近大の公募受けるの!?正直難しいと思うよ、めっちゃムズイよ。そもそもうちの高校から合格した人は今までいないよ。(出願も数件のみ)」と言われました。
そりゃそうよね。
年内に結果が分かる上に併願可能、そして定員は25人.....めっちゃ狭き門だもの。
地方から大阪の受験地へ移動...が、トラブル発生
11月19日が試験日。私は地方住みなので当初18日に前泊する予定...だったのですが、前々日17日の夜に『18日に(私たちが乗る電車の)一部区間が、天候不良で終日運休になる』と発表されました。
娘は現在予備校の寮に住んでいて、私とは県をまたいで約3時間の距離で別居中。
18日の朝、私が乗る電車に娘が合流して目的地に向かう予定だったのに、娘と合流してから先の一部区間が運休になってしまいます。
困った、困った。実に困った。
飛行機を考えましたが、天候不良なのでギリギリで飛ばないかもしれない....それは不安だ...。
どうしよう~!!!今日中(前々日の17日中)に、運休区間よりも先に行かないと大阪にたどり着けないかもしれない!!
とりあえず落ち着いて解決策を探ると...30分後の特急(最終)に私が乗れば、運休区間の先の街に17日中に到着できることが分かりました。
えっと...駅まで車で30分かかる....どうしよう....でも迷ってる暇はない!と着の身着のまま下着だけ持って家を出ました。(前泊のホテルに事前に1泊2日分の荷物は送っていたので本当に助かった!)
幸い道路は空いていて、ギリギリのギリで最終の特急電車に乗り込むことができました。
電車に乗ってから、運休区間より先にある町のホテルを数件ピックアップしてLINEで娘に送り、順番に今日2人泊まれるか電話をするよう伝えました。
急なことでしたが、3件目で予約できました。
途中の駅で娘と合流し、運休区間の先の町のホテルに到着したのは日付が変わる少し前でした。
心の底から安堵しましたが、私はその夜あまり寝れませんでした....。
11月は台風の季節でもないし、大雪の季節でもないので完全な想定外の出来事でした。
でも、こういうことって地方受験組にはつきものですよね。
私が住んでいるような田舎では、特急列車が大雨や強風で運休することがしばしばあります。
そうなった時に電車やバスの本数が少ないため、今回のようにリカバリーが難しくなってしまうことがあるなぁと改めて強く思いました。
今回は地方⇒大阪での出来事でしたが、これが国立大学の受験になると都会⇒地方になったり、移動距離が長く自分が住む町と全く異なる気候の場所に行く人もたくさんいると思います。
本州から北海道や沖縄への移動はみなさん結構気を付けると思うのですが、それ以外でも地方の交通は少し弱いこと、思いがけない天候不良やアクシデントがあるかもしれないことを頭に置いて受験スケジュールを組むことをおすすめします。
宿泊したホテルとホテルから大学への移動について
朝起きると、皮肉なことに雲一つないような晴天でした。(ただ、運休区間は大荒れだったようです。)
結果的に前前泊したので、予約していた大阪のホテルにゆっくりと向かいました。
医学部の公募推薦ですが、一次試験は近大の医学部キャンパス(狭山キャンパス)ではなく、東大阪キャンパスです。
今回泊まったホテルはU・コミュニティホテル。
新大阪駅からのアクセスは....おおさか東線のJR久宝寺行(各停)に乗り、JR河内永和駅で下車。
目の前の近鉄河内永和駅で、近鉄奈良線に乗り換え河内小坂駅で下車後、徒歩4分です。
ホテルから近畿大学東大阪キャンパスまでの行き方は、徒歩で近鉄八戸ノ里駅(約13分)まで行って、駅前ロータリーから近大直通バスに乗るだけ。(ICカード使えます。)
もし天気が悪かったり歩くのが嫌だったら、河内永和駅から八戸ノ里まで1駅分電車に乗ってもいいかもしれません。
近畿大学東大阪キャンパスの周辺にホテルはほぼなく、1番近いのは宝持プラザですが3室しかないので予約が難しいと思います。
次に距離的に近いのが今回泊まったU・コミュニティホテルかな~と思います。(ちなみに私は約4か月前に予約しました。)
対応もよかったしコンビニもドラッグストアも近くて便利、週末にツイン2人で13,000円くらいでリーズナブル。(もちろん料金は変動あり)wifiあり。デスクライトもあったので、前日に勉強することもできました。
でも建物は結構古いです。
ゆえに音が結構聞こえます。廊下の話し声が結構ハッキリ室内まで聞こえるレベル。皆さんが静かであれば全く問題ないですが、たまたま騒がしい人がいたら気になる人は気になるかもしれません。
私は今回近畿大学東大阪キャンパスに初めて行くし、娘が都会の電車に乗るのに慣れていないため、とにかく近いところがいいなと思ってこのホテルにしました。
でも、たぶん受験シーズンはすぐに埋まってしまうと思います。
そんな時でもご安心ください。
大阪難波駅周辺や鶴橋駅周辺に宿泊し、近鉄奈良線で八戸ノ里駅まで行って(乗り換えなし)近大直通バスに乗れば簡単に行けます。
どこに泊まるにしろ受験地までの経路の予習と、前日に実際に行ってみる下見は必須です!!!(これはいつどこに行くときも必ず!!)
いざ出陣!受験日当日
前日に娘と一緒に下見をしていたので、受験当日の朝はホテルでお見送り。
試験が終わるのは14時だったので、9時にホテルをチェックアウトして近鉄奈良線で奈良方面に一人ブラブラ行ってみたり、カフェでお茶したりして時間を潰しました。
近大のカフェテラスを保護者待機室として開放していると前日の下見の時に聞いていたので、試験が終わる30分前に行ってみました。
混雑していると思いきや....ガラガラ。
そこで手帳を書いたりしながら30分程待ちました。
14時を過ぎ、講義棟から一斉に受験生が出てきました。キャリーを持っている子はほとんどいません。
待機している親も少ないし、キャリーを持ってる子もほぼいない...ということは、受験生は地元の子や、電車やバスで当日通える子が多いのかもしれないと思いました。(私たちのように前々日に家を出た人は他にいるんでしょうか...?)
しばらくすると娘も出てきて開口一番.....「ごめん、落ちた」と。
(;゚Д゚)(゚Д゚;(゚Д゚;)ナ、ナンダッテー!!
聞くと「難しくなかったのに出来なかった」と、半べそのよく分からない返答。
どうやら「そんなに難しくないはずだけど、自分が不得意な分野で解けなかった。だから他の人は解けてると思うから落ちたと思う。」ということらしいです。
お金と時間を使ってここまで来ましたのでね、娘のその言葉に正直落胆しましたが、まぁ....受かるなんて奇跡の奇跡のまた奇跡だと思っている...と自分に言い聞かせ「終わったことはしょうがない!この反省を生かして次頑張ろう!次ー!!」と声をかけ、新大阪駅でたこ焼きを食べ新幹線に乗りました。
途中で娘と別れてそれぞれ帰路につきました。
私が家に着いたのは午後10時前でした。
余談ですが...当日の服装のこと
去年は高校生だったので、一次・二次共に全ての受験を制服で受験しました。
今年は浪人生なので一次試験は私服で、二次試験はスーツ...なのですが、今回の試験は「公募推薦」。
「推薦」と名がつくので、もしかして一次試験もスーツで行った方がいいのかも...?と悩んでいた心配性の私。
普通に考えて私服で大丈夫!と思ってはいたけれど....万が一、娘以外の浪人生が全員スーツで試験会場に来たらどうしよう...などという妄想が頭から離れず、実際に近畿大学入試センターに問合せしました。
解答は「私服でもスーツでも大丈夫ですよ。体温調整が出来る服で来てください。」でしたので、娘は私服で行きました。
実際に試験会場でたくさんの受験生を見ましたが、制服以外の子は本当に普通の私服でしたよ。(ジャージーやジーンズの子もたくさんいました。)
ネットで探しても有力な情報はなかったので、もし私のような田舎の心配性の親御さんがいたらぜひ参考にしてね~♪
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